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〜メヌエット〜

A鯖のネーデルランド出身の冒険軍人ジェイ・スミットのストーリー形式と雑記の二部構成の((((;゚Д゚)))))))なブログ☆

 

外伝〜水の都ヴェネツィア祭りの夜〜 



このストーリーは、航海者になるとアムステルダムを飛び出して6年後の6月1日のお話。




僕は途方にくれていた…。


ネーデルランド海軍の上官ユキさんにあるモノを頼まれていたから。



「ジェイ君。明日のヴェネツィア祭りでね、”女帝しか出ない銀のタロット”が売り出されるらしいのよ!」


「いやいや、ユキさん。そんなモノある訳ないでしょう?また適当な話を信じて。」


「バカにしたわね?もし買ってこれなかったら、私の出してる露店の品物全部買ってもらうから!」

「え?無茶苦茶ですよ。それ…」僕は精一杯反論するが…

「この間のフリゲート模擬戦。酷かったらしいわね?買えなかったら、インドに流して修行してもらうから。」


「うっ…わかりました。探してきます。」


「お願いねぇー♪」とウィンクをする。


「はぁ…黙ってれば、美人なんだがな」



そして僕はヴェネツィアへとやってきた。



沖には海賊船が停泊している。


有名な私掠海賊の船だ。
始めてアフリカへ向かった時に交戦して以来、何度か苦渋を舐めさせられている”ヤツ”に違い無かった。



どうやらブルボン家も遊びに来ているらしい。フランスの紋章を掲げた船。


「やれやれ、銀タロット探してる暇はなさそうだな」と呟きつつ、広場へと向かう。



広場の噴水を囲むようにして、沢山の露店が並んでいる。


露店を覗くと船の部品や飲食物。何に使うかわからない布の面積の少ない水着と言われるものもあった。


「これは卑猥な…。」


流石は水の都。そういえば、水着を着て水遊びを楽しんでいる連中もいるようだ。


祖国ネーデルランドとは違う解放的な国民性なのだろうか。



海賊カンツォーネ卿と再会する。


「おや?そこにいる人は…攫ってきたのかな?」


「いやいや、何を言うのかしら?ジェイ君?私の兄弟よ?」


「まさか…。」


「信じないのも自由だけど、衛兵は何も言わないでしょう?」


「つまりはそういうことよ。」


「ふん、どうだか。」


視線を逸らすとその先にはブルボン皇女アヤカ様がいた。


「なんだ?お酒を販売しているな。」


「姫はお酒好きというのは、本当ですか?」


「ウフフ、こんばんは。ジェイさん。さてどうかしら?」


「私めは、酒よりも姫の方が。おいくらですか?」


「相変わらず冗談のお好きな方ね、今日は楽しんでいってね?」


「ははは、はい。そうさせていただきます。」


友人たちと祭りを楽しみ、ヴェネツィアの名産に舌鼓をうっているうちに夜も更けていった。



「ワァー」広場から歓声と悲鳴があがる。


何事かと思い、その声の方に歩いていくと、

「あはは〜覚悟!クマ鍋よ。みんなやってしまいましょう?」


なんと、ブルボン皇女様が、仲間と共にクマの騎士を追い回している。赤い顔で。


「一体、これは。」



「皇女様は多少酒乱の気があるみたいですね。」と日本で知り合いになった、呉服屋のクレー卿が言った。


「なるほど。彼女を口説くのも命掛けという訳か。」


「そうかもしれませんね。」とクレー卿は苦笑する。



「そうそう、貴方に会ったら渡したいものがあったのですよ。」


「はい?」


「こちらを…。」


それはネーデルランド提督服だった。僕の為に仕立ててくれたようだった。


「おぉ!ありがとう。クレー卿!」


「何々。その代わり今度ウチの商隊の護衛を。」

「ははは、お任せ下さい。」



話している間も追いかけっこは続いている。たのしそうな歓声と悲鳴。



こうしてヴェネツィアの祭りの夜は更けていくのであった。






ストーリーなので、敬称一部略。一部話大盛りです。ユキさん、アヤカさんともに素敵な方です!ぶたないで下さい…。



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Category: ストーリー編〜第1章〜

Thread: 大航海時代Online

Janre: オンラインゲーム

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