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〜メヌエット〜

A鯖のネーデルランド出身の冒険軍人ジェイ・スミットのストーリー形式と雑記の二部構成の((((;゚Д゚)))))))なブログ☆

 

第5話〜閃光の乙女〜 


人と人との出会いとは偶然の産物だろうか?僕は出会いとは偶然ではなく”運命”だと思う。普段そういう類は信じないのだが。



僕は中級航海者養成学校のあるフローニンゲンを訪れていた。アムステルダムと違いこじんまりとした街並みだが、田舎育ちの僕にはこの方が落ち着く。


航海者養成学校の門を叩く。海事を専攻するつもりだ。ある程度の力がなければ、冒険にも支障がでるから。

海事専攻のマティアス教官。なんか無駄に熱い人だ。その教官の暑苦しい講義を聞きつつ1日が終わる。僕はまた酒場へと繰り出した。



酒場のカウンターに座ると蜂蜜酒とエルテンスープを頼む。いつも同じものばかり。ヨハンナに怒られそうだ。


「兄ちゃん、学校の生徒さんかい?」酒場のマスターはグラスを磨きながら僕に話しかける。
「ええ。今日こちらについたばかりです。」と蜂蜜酒を飲みながら答える。

「最近、この辺りじゃ傭兵くずれの集団が商人や兄ちゃんみたいな航海者を狙って暴れてんだよ。帰り道には気をつけな!」

「はい、ありがとうございます。でも多少僕も腕には覚えありますので。」と答えてドゥカートを支払い店を後にする。

僕には驕りがあった。後で気付いたのだが。



宿に向かう途中、言い争う声が聞こえた。僕はその方向へ向かっていく。

噂の傭兵くずれだろうか。街の女性に絡んでいる。助けに入ろうと割って入る。


「集団で女性1人に絡むなんて恥ずかしくないのか?」

「なんだい、兄さん。引っ込んでな!死にたいのかよ?」


傭兵くずれ達はすらっとナイフを抜く。この程度なら問題ないだろう。僕はロングソードを構えた。

「へへっ!」1人が催涙の粉袋を取り出し僕に投げつけた。

「ぐっ…」しまった。目が見えない。油断した。ソーマの持ち合わせもない。


「くたばんな!」ナイフが刺さろうとしたその時。


不意に風を切り裂くようにナイフが飛んでくる音が聞こえた。そして僕の視界は元に戻っていた。

目の前には女性が立っていた。後ろ姿だが、装飾の美しいドレスに赤いリボンが良く似合う。


「キミ、下がってなよ。」とその女性は言う。

傭兵くずれ達はナイフを構え女性に向かって走りだす。

「プリンセスブラインド。」と女性は言い放つと攻撃を風の様にかわしていく。

かわしざまにドレスのすそを少しめくり、脚にくくりつけていたナイフを投げつける。
あっという間に傭兵くずれのリーダー1人だけになった。
女性はその男に向かって走りだした。


「”影縛り”」といいつつ高く飛び上がりナイフを突き刺す。男は音も無く崩れ落ちた。


周りには街の住人が集まっていた。その中の1人が呟いた。

「あれはイングランドの”閃光の乙女”じゃないか?」

そう呼ばれた女性は衣服を正すと僕に近寄ってきた。


「いい格好するのは勝手だけど、そんな腕じゃすぐ命を落とすよ?」

「はい、その通りです。助けて頂きありがとうございます…。」とうつむきつつ答えた。

「まぁ、心意気はかうけどね。キミ名前は?」

「ジェイです。ジェイ・スミット。」

「そう。覚えておくよ。頑張りな。」と女性は背中を向け立ち去ろうとする。


「あの名前を聞いても?」

「マイよ。」

「キミ、もし仕事欲しいならジェノヴァにきなよ。人手は多い方がいいから。」

「じゃあね。」


僕は恥ずかしく、悔しかった。調子に乗っていたのだ。自分の未熟さを思い知らされた。それとは別にまたあの女性に会ってみたくなった。

「ジェノヴァか…」

そう呟くと夜の街を宿に向かって静かに歩き出した。


〜つづく〜




((((;゚Д゚)))))))美化しすぎ!
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Category: ストーリー編〜第1章〜

Thread: 大航海時代Online

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